レイ様の情愛のこもった熱い眼差しを思い出して切なくなりました。今も吹っ切れていないこの気持ちを口に出していいのか。都合のいい夢を見てレイ様に甘えている自分が情けなくて。 「フローラ。本当の気持ちを正直に教えてくれないかしら?」 懇願の入り混じった声音が心を揺さぶります。 ここまで話しておいて肝心なことは話していなかったわ。レイ様の事は話したのに私の気持ちは秘密なんてフェアではないわよね。 「えーと、あの……」 なかなか言い出せなくてもじもじする私をせかすことなく黙して待っています。