婚約破棄から始まる恋2~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています


「ところで、ディアナ」

「何でしょう? ビビアン様」

 お互いに食事をしながら穏やかな雰囲気になってきた頃、ビビアン様が口を開きました。

「その、ビビアン様っていうのはやめてほしいのだけど。あなたとは幼馴染でしょう。様はいらないわ」

「優しいお心遣い感謝致します。けれども、そういうわけにはいきませんわ。いくら小さい頃は呼び捨てだったとは言え、今は分別もつく年齢なのですから、そこはキチンとしないといけませんわ。公爵令嬢であるビビアン様に失礼に当たりますから」

 手にしていたナイフとフォークを置き、ビビアン様を見据えるとディアナはきっぱりと言い切りました。