婚約破棄から始まる恋2~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています


「食べるの?」

 皿の上には数種類。さっきのだって結構な量だったと思うのですが。

「もちろんよ。お腹すいているもの。フローラは?」

「どうしようかしら? でも、早く行かないとビビアン様が待っていらっしゃるのでは?」

「いいのよ。待たせておけば」

 ビビアン様の姿を見た後、素っ気なく言い放つディアナ。

「でも……」

 相手は公爵令嬢ですし、機嫌を損なえばどうなるのか。

「大丈夫よ。わたしたちに割って入ってきたのはあちら。それに料理を選ぶ時間くらい待ってくれるわよ」

「……」