「まあ。フローラ様はお優しいのね。わたくしが言っているのはそういうことではなく、初動がまずかったのではと言っているんです」 「初動ですか?」 ビビアン様の言葉の意味が理解できなくて私は首を傾げます。 意味が分かりません。 ビビアン様とやり取りをしている私の隣ではディアナがチーズケーキをおいしそうに頬ばっています。 関心があるのかないのか計りかねますが、会話より意識はケーキに向いているように見えるので、こちらには興味はないのかもしれません。