「柚来、あの後どうしたの?結局4限目までいなかったけど…」 『あ…うん。屋上でサボり!』 笑って言う柚来がおかしくて。 わたしは吹き出した。 「ダメだよ、授業はちゃんと受けないと!」 『…だね』 このとき わたしは気づけなかった。 柚来が、どんな気持ちだったのかなんて…。 .