『幸せ…ね』 「…え?」 『今は幸せでも、いつかは別れなきゃいけない時がくる。だったら俺と付き合った方が幸せになれると思うけど?』 「…」 彼の言ってることが正しくて…。 あたしはなにも言えなかった。 『俺は、これからも遠慮しないよ?』 それだけ言うと、藍沢くんは屋上から出ていった。 もうすぐ、2限目が始まる…。 .