『サンキュ、加恋…と西島さん』 西島とは、柚来の名字。 わたしたちは、3人で学校へ向かった。 「ねぇねぇ、尚は好きな人いるの?」 急に恋バナをし出したわたしに、少し驚きながらも尚は答えた。 『俺?んー…まぁ、いるかな』 「そうなの?可愛い?」 『うん、かなり』 へぇ…知らなかった。 「じゃあ、柚来は?」 .