柚来の背中を押して、わたしは、1人屋上で寝転んでいた。 わたしの今の気持ちとは全く違い澄み切った青空が広がっている。 「はぁ…」 昨日のことを思い出しては…繰り返されるため息。 わたしの目には、たくさんの涙が溜まっていた。 キィ… 屋上のドアが開く音がして、そっちに目を向ける。 「え…?」 わたしが見た先には…。 .