「あ…あのね…」 『ん?どうした?』 椅子に座っていた大地が立ち上がり、わたしを見下ろす。 「わたし…しばらくはここに来ると思うんだ。…だから…もし辛くなったときは、話聞いてもらっていい?」 そっと大地を見上げる。 わたしより20センチ以上は高い(と思われる)大地は、 『…うん。いいよ。辛くなったら話に来いよ?』 少し間をおいて、そう答えた。 ホッとしたわたしがお礼を言おうとしたとき… .