こんなにも、すぐ側にいるのに。 手に触れることは出来るのに…。 …遠い。 ─────── ─────… 「…あ…お母さん、先に行ってて?」 『え?うん…早く来るのよ?』 不思議そうなお母さんを見届けたわたしは、歩き出した。 「…だ…大地」 『ん?おー…加恋』 .