『…非常に危険な状態だと思われます』 少し厳しい顔をして、お医者さんが言った。 「…」 なにも言えずにいるわたしとお母さん。 『…息子は…助かるのでしょうか…』 今までに見たことがないくらい、お父さんも元気がない。 『…分かりません。ただ、出来る限りのことはします』 『…お願いです…息子を…蓮を、助けて下さい…』 お父さんが頭を下げたと同時に、わたしたちも頭を下げた。 .