お母さんは嘘をつくとき、必ず…目が泳いでしまうから。 …わたしたちはやっぱり…本当に姉弟なんだ…。 『どうしたの?』 「え…ううん。今日ね、ドラマでそういう話があったから、わたしたちはどうなのかなーって思っただけ!」 出来るだけ笑いながら言った。 『そうだったの。大丈夫よ、2人はわたしの子どもだから』 お母さんもニコッと笑って、そう言った。 「…よかった。じゃあ、わたし、お風呂入るね」 それだけ言うと、わたしは2階に向かった。 .