『…友達で…いてくれる?』 微かに笑みを見せる彼女に、俺は笑いかけた。 「当たり前!」 ─────── ─────… 好きな奴には、好きな奴がいて。 好きだと言ってくれる奴は、傷つけて。 「…俺ってダメな奴だな…」 ポツリと呟いた俺の言葉は、誰に聞かれるわけでもなく。 木の擦れる静かな音と、青い空の中に…消えていった。 .