『…俺?』 突然自分の名前が出てきて驚いたけど、それ以上に…嬉しい。 俺…加恋の夢ん中に出てきてんのかな。 そう思うと、自然と頬が緩む。 …それにしても。 「無防備に寝やがって…理性保つの、大変なんですけど」 ポツリと呟き、加恋にキスすると…俺は部屋を出た。 ─パタン… 「今はまだ…いっか。加恋が準備できるまで」 .