『たまたまダチと来てたんだよ。…つーか、なんでアイツもいるの?』 そう言って尚を指差す蓮。 「えっ…尚は、ボーリング行こうって誘ってくれて…」 わたしが答えると、蓮はわたしを見て…3秒くらいしてからため息をついた。 『…あー、くそ…。こんなんじゃずっと不安なままじゃん…』 「え…?」 『…帰ろ、加恋』 蓮がふわっと柔らかく微笑んだ。 「あ…うん…」 .