しばらくお風呂を堪能し、お風呂から上がったあとはルームサービスで頼んだアイスを食べた。

お風呂上がりのアイスって、格別だよね。

「蛍、こっちおいで」

「うん、分かった」

智明に呼ばれてベッドの方に行き、いよいよ初夜かと身構えてしまう。

綺麗な夜景を背景に、私たちは唇を重ねた。

「んっ⋯んぅっ⋯」

「蛍、可愛い」

「そんなことない、からッ⋯」

「舌の動き、俺に合わせて」

私は言われた通り智明の舌の動きに合わせようとするけど、頭がぼーっとしてきて何も考えられなくなる。

いつも思うけど、なんで智明こんなにキス上手いの?

「蛍、顔トロトロだね? キス気持ち良かった?」

「言わないよ、恥ずかしい⋯」

キス気持ち良かったなんて、言えるはずない。

そう思ってたのに、智明は何度も唇を重ねてきた。

「き、もちいから⋯酸欠なる⋯」

「ふはっ、もう顔グショグショじゃん。あと、こっちもかな?」

智明の細い指が秘部に触れ、私はあっという間にトロトロにされてしまう。

「力抜いて。大丈夫だから」

その言葉に頷き、私は智明を受け入れた。

きっと私はその日、世界で一番幸せ者だったと思う。