2020年1月―
「「成人おめでとう~♪」」
今日は成人の日。
俺の誕生日は3月だから、まだお酒は飲めない。
「よっ、月!小学校から大学まで一緒になるとは
思わなかったけど、成人おめでとう!」
後ろから声をかけてきたのは、黒澤 明人。
親同士が仲が良く、いわゆる幼馴染ってやつだと思う。
中高では、部活も同じテニス部で、ダブルスを組むほどだった。
「おめでとう。俺は大学まで明人の顔見たくなかったけど。」
「なんだよ!相変わらず、冷たいな!」
そんなこんなで明人と話をしていると、
明人は思い出したように呟いた。
「そういえば、あの子元気…」
「ごめん。もうその話はしないでくれ。」
明人の話を食い気味で遮る。
俺の中に“あの子”はもういない。
「「成人おめでとう~♪」」
今日は成人の日。
俺の誕生日は3月だから、まだお酒は飲めない。
「よっ、月!小学校から大学まで一緒になるとは
思わなかったけど、成人おめでとう!」
後ろから声をかけてきたのは、黒澤 明人。
親同士が仲が良く、いわゆる幼馴染ってやつだと思う。
中高では、部活も同じテニス部で、ダブルスを組むほどだった。
「おめでとう。俺は大学まで明人の顔見たくなかったけど。」
「なんだよ!相変わらず、冷たいな!」
そんなこんなで明人と話をしていると、
明人は思い出したように呟いた。
「そういえば、あの子元気…」
「ごめん。もうその話はしないでくれ。」
明人の話を食い気味で遮る。
俺の中に“あの子”はもういない。
