鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。

小さな頭を優しく撫でる。


俺の腕の中でえへへ、と嬉しそうに笑う桜妃。


ほんっと、何度可愛いと思っても足りないな。


「この先離すつもりないけど、許せるか」


「喜んで!」


「狼くんと一緒にいさせてくださいっ」


本当に分かってるのか??桜妃から望むなら離すわけがないんだけど、


桜妃に嫌われるかもしれないから言うつもりはないが、可能ならずっとこの腕の中に閉じ込めておきたい。


桜妃が他の男になんか見向きもしないように。


もし言ってしまっても…純粋で鈍感な桜妃は意味もよく分からないまま Yes と答えを出しそうで怖いな。


「狼くん、?」


「桜妃からの特別が欲しい」


俺のこんなわがままを桜妃は許してくれるか?


「何がいいですか、?」


そんなキラキラした目で俺を見つめるな。


そんなの、本音は全部欲しいよ。





ひたすらに笑顔を向けてくる桜妃の唇にそっと唇を寄せた──