鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。

[狼side]


桜妃へのクリスマスプレゼントにはさすがに頭を悩ませた。


ネックレスをあげようとしたら……



「いや狼、それは重い。」


「クリスマスだからな。」


蓮と彗斗に猛反対された。


どうやら、俺の考えは世間一般とは違うらしい。


ネックレスやリングはもっと時間が経ってからがちょうどいい。


蓮はそう言っていた。といっても、蓮もそんなに経験ないだろ。


「成瀬さん、狼の愛…受け止めきれてんの?」


「喜んではくれてる、ただ分かってないな。」


「は?」


「可愛いとか、そういうの」


「狼も大変なんだな。」


「まぁ、桜妃ちゃんは純粋すぎるからな〜」


そうだな。


桜妃はその純粋ささえ愛おしいが、時々困ることがある。


可愛いの意味も抱きしめたいの意味もよく分かっていないみたいだから。