「っっ、、いいんだよな?俺で。」


鳳条先輩の言葉に私は2回首を縦に振る。


「……俺の彼女になってください。」


強く強く私を抱きしめた鳳条先輩は、隙間から私の顔を覗く。


その顔は赤く染まっていて、ただそっと、私の返事を待っている。


「私を鳳条先輩の彼女にしてください。」


「それは可愛すぎ。」


………私を可愛いなんて言ってくれる鳳条先輩が愛おしくてたまらない。


鳳条先輩こそ、かっこよすぎだよ。


「髪の毛……綺麗です。」


「すぐ黒髪に戻す。」


えぇ、確かに、黒が好きだったけど、鳳条先輩なら全部好き。
全部かっこいい。


「……しばらく……銀髪の鳳条先輩も見ていたいです…」


「わかった。桜妃が好きなら何でも。」