鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。

「桜妃、ごめん!部活のミーティングがあって、下駄箱、一緒に行けそうにない。」


琴莉ちゃんは、部活関係のことで、一緒に行けなくなってしまった。


だから、私は1人で行かなきゃいけない。


頑張れ!私……


心の中で何度も自分を応援して、3年生の下駄箱へ向かう。


鳳条……先輩は……えっと………


ここだ、


『鳳条 狼』とはっきり書いてある。


その名前に触れてみると、愛おしさが溢れてくる。


誰よりも愛しい人。あなたに、ぴったりな名前……


周りに誰もいないのを確認して、折りたたんだ手紙をそっとそこに入れた時だった。



「あーれー、成瀬さんだー、」



3人組の女の子の声。


知り合い…ではないと思う。相手は私のことを知っているみたいだけど…私は知らない、、