鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。

ー夏祭り当日ー


私は今日のために、やったことの無い、メイクを練習した。髪型も可愛くしたいと思って、いろいろな動画を見漁った。


「お母さん、こんな感じで大丈夫かな?」


頑張ったメイクと髪型をお母さんに見せる。


「桜妃、可愛すぎるわ……」


「桜妃、今日は特に鳳条から離れんじゃねぇぞ。」


お母さんは褒めてくれたけど、お兄ちゃんには何故か釘をさされる。


「鳳条さんって言うの?」


浴衣を私にかけながら、質問をするお母さん。


「うん、鳳条 狼さんっていうの。私より2個先輩。」


「すげーイケメンだぞ。」


お兄ちゃんはと言うと、私の髪の毛をかがんだり、立ったりしながら微調整してくれている。