どうかな……美味しいといいな…。


「うまい…。」


「え!やった!」


良かった、鳳条先輩の口にあったみたいで…


「ありがとう。」


嬉しさのあまり、首を勢いよく縦に揺らす。


作ってよかったと心の底から思った──





「今日はありがとうございました」


玄関のところで鳳条先輩に頭を下げる。


「ん、こちらこそ。」


「28日、楽しみにしてます!」


最初、私が泣いてしまったせいで、変な感じになっちゃったけど、鳳条先輩が誘ってくれたおかげでちょっと安心できた。


今もちょっと名残惜しいけど……


でも、次鳳条先輩に会うまでに、少しは可愛くなろう。


鳳条先輩に、可愛いって思ってもらいたい。