とにかくここから離れなければ斗愛くんが壊れてしまう、と本能的に思った恋桃はあてもなく走り出しました。
そして空き教室を見つけるとそこに入り外から見えないようにドア近くのカーテンを閉めました。
これは突発的な行動でした。
これじゃあ奥田君のことを言えないかもしれません。
「斗愛くん、大丈夫です・・・か」
言い切る前にまた斗愛くんの腕に閉じ込められました。
斗愛くんは何かにおびえるように震えています。
きっと奥田君といたからこうなってしまったのでしょう。
恋桃の不注意のせいで、斗愛くんに苦しい思いをさせてしまいました。
その事実がずしりと圧し掛かります。
恋桃は斗愛くんに幸せでいてほしいのに・・・。
「恋桃は俺が好きで、彼とは何でもないんだよね?」
「そうですよ。恋桃が好きなのは斗愛くんだけです」
「じゃあ何で二人きりでいたの?」
「今日日直で先生に物を運ぶように頼まれたんです」
そして空き教室を見つけるとそこに入り外から見えないようにドア近くのカーテンを閉めました。
これは突発的な行動でした。
これじゃあ奥田君のことを言えないかもしれません。
「斗愛くん、大丈夫です・・・か」
言い切る前にまた斗愛くんの腕に閉じ込められました。
斗愛くんは何かにおびえるように震えています。
きっと奥田君といたからこうなってしまったのでしょう。
恋桃の不注意のせいで、斗愛くんに苦しい思いをさせてしまいました。
その事実がずしりと圧し掛かります。
恋桃は斗愛くんに幸せでいてほしいのに・・・。
「恋桃は俺が好きで、彼とは何でもないんだよね?」
「そうですよ。恋桃が好きなのは斗愛くんだけです」
「じゃあ何で二人きりでいたの?」
「今日日直で先生に物を運ぶように頼まれたんです」



