「では、ま「待って」
また明日、と言って奥田君のいない方のドアから出ましたが、スクールバックの持ち手を掴まれてしまいました。
斗愛くんのところに直行するために持ってきたことがあだとなりました。
「恋桃はきちんとお断りしました。他に言うことがあるんですか?」
そういうと奥田君は言葉を詰まらせました。やはり何も考えずに突発的に行動したのでしょう。
離してくださいと目で抗議しましたが、効果はありませんでした。
無理やり振り払ってスクールバックの形を崩したくはありませんし・・・。
ここで渡り廊下から足音が聞こえました。
足音だけでも誰が来たのか分かりました。
「恋桃」
斗愛くんの声は震えていました。
「何・・・してるの?」
その瞳はほの暗い何かに完全に染められていました。
そのことに気づいた瞬間居ても立ってもいられなくなり、斗愛くんをその場から連れ去りました。
また明日、と言って奥田君のいない方のドアから出ましたが、スクールバックの持ち手を掴まれてしまいました。
斗愛くんのところに直行するために持ってきたことがあだとなりました。
「恋桃はきちんとお断りしました。他に言うことがあるんですか?」
そういうと奥田君は言葉を詰まらせました。やはり何も考えずに突発的に行動したのでしょう。
離してくださいと目で抗議しましたが、効果はありませんでした。
無理やり振り払ってスクールバックの形を崩したくはありませんし・・・。
ここで渡り廊下から足音が聞こえました。
足音だけでも誰が来たのか分かりました。
「恋桃」
斗愛くんの声は震えていました。
「何・・・してるの?」
その瞳はほの暗い何かに完全に染められていました。
そのことに気づいた瞬間居ても立ってもいられなくなり、斗愛くんをその場から連れ去りました。



