「そっか。じゃあ俺の家に泊まる?まぁそうなったら三日ぐらい出してあげられないと思うけど」
「しれっと監禁するって言わないでもらえますか!?それ絶対三日じゃ出てこれませんよね!?」
「そうかもね」
「あっさり肯定しないでください!」


恋桃の焦る姿が面白かったのか斗愛くんがくすくす笑い出しました。

もしかして冗談でした?

その割には目が本気でしたけど・・・。


「そんなに家に泊まるのが嫌なら俺に送ってもらうしかないね」
「え、本気だったんですか!?」
「もちろん」
「明日も学校ですよ?恋桃を送った後おうちに帰るの大変じゃないですか?それとも恋桃の家に泊めてほしいんですか?」
「それは遠慮するね。でも送ってく」


恋桃を自宅に招こうとするのに恋桃の家に泊まることは遠慮するんですね。

まぁ分かってて言ってるんですけど。

それにしても何でそんなに恋桃を送っていきたがるんでしょうか。


「・・・正気ですか?さっきからハイになってません?」
「うん。今浮かれてる」
「やっぱり!」
「でも慣れといて損はないでしょ?」
「それって今後も恋桃を送るつもりですか!?」
「さぁね」


そこははっきり言ってくれないんですね!?

これ以上何を言っても斗愛くんは譲る気はなさそうですし、今日は大人しく送られようと思います。

本当に今日だけですからね!!!!