「わたくしは無理ですわ。だって、修道女として神の花嫁になりますから」
「でも、まだ神の花嫁にはなっていないわ。なら、ダナース国王の花嫁でもよろしいのではなくて?」
名案が思いついたとばかりにリゼットが捲し立てる。
「そうよ! リゼットではなくて、シャルロットを行かせればいいのだわ。ねえ、あなた。そうすれば、荒波を立てずにあちらの顔を立てることもできますわ」
リゼットの横にいた王妃のオハンナまでその案に同意し始めた。
「む、無理です!」
シャルロットは必死にその提案を否定する。
ダナース国の国王の元に嫁ぐなどとんでもない。
「でも、まだ神の花嫁にはなっていないわ。なら、ダナース国王の花嫁でもよろしいのではなくて?」
名案が思いついたとばかりにリゼットが捲し立てる。
「そうよ! リゼットではなくて、シャルロットを行かせればいいのだわ。ねえ、あなた。そうすれば、荒波を立てずにあちらの顔を立てることもできますわ」
リゼットの横にいた王妃のオハンナまでその案に同意し始めた。
「む、無理です!」
シャルロットは必死にその提案を否定する。
ダナース国の国王の元に嫁ぐなどとんでもない。



