ダナース国に来てからというもの、エディロンはことあるごとにシャルロットに甘い愛の言葉を囁き、優しく抱きしめ、蕩けるようなキスをした。
けれど、それ以上の関係には進んでいない。エディロンが『正式な夫婦となったときの楽しみにとっておく』と言ったからだ。
(結婚式の日まで、こんなに遅くまでお仕事しなければならないのかしら?)
シャルロットは壁際に置かれた置き時計を見る。
もう、かれこれ三時間もひとりぼっちで待っている。エディロンのことだからきっとすぐにここに現れて愛してくれると思っていたのに。
(そうだわ!)
シャルロットはベッドから降りると、そっと歩き出す。
「どこに行くにゃ?」
膝から下ろされた使い魔のルルがシャルロットに尋ねる。
けれど、それ以上の関係には進んでいない。エディロンが『正式な夫婦となったときの楽しみにとっておく』と言ったからだ。
(結婚式の日まで、こんなに遅くまでお仕事しなければならないのかしら?)
シャルロットは壁際に置かれた置き時計を見る。
もう、かれこれ三時間もひとりぼっちで待っている。エディロンのことだからきっとすぐにここに現れて愛してくれると思っていたのに。
(そうだわ!)
シャルロットはベッドから降りると、そっと歩き出す。
「どこに行くにゃ?」
膝から下ろされた使い魔のルルがシャルロットに尋ねる。



