無自覚なのか意図的なのかはわからないが、エディロンはまるでシャルロットに好意があると勘違いさせるような言動を取る。
いつの間にか、シャルロット自身もそれを心地よく感じてしまっていることに気付いていた。
「楽しみにしておく」
エディロンはにこりと微笑みシャルロットの頬に触れると、また訓練へと戻っていった。
シャルロットはその後ろ姿を見送りながら、自分の頬に手を当てる。
触れられた場所が、熱い。
頑丈な箱に入れて何重もの鍵を掛けたはずの感情。
その錠前が、またひとつ外れるのを感じた。
いつの間にか、シャルロット自身もそれを心地よく感じてしまっていることに気付いていた。
「楽しみにしておく」
エディロンはにこりと微笑みシャルロットの頬に触れると、また訓練へと戻っていった。
シャルロットはその後ろ姿を見送りながら、自分の頬に手を当てる。
触れられた場所が、熱い。
頑丈な箱に入れて何重もの鍵を掛けたはずの感情。
その錠前が、またひとつ外れるのを感じた。



