「針が刺さる時は全く痛くないからね。
結菜ちゃんの体から骨髄液を抜く時は
痛いかもしれないけど
その時は私の手を思いっきし握っていいよ。
動いちゃったら危ないから
動かないっていうお約束だけ守ってね。
あと、お顔はこっちに向けてて。
うんうんうん。いいね。
大丈夫だからね。頑張ろうね。」

不安でいっぱいでなかなか横になれない私に
優しく話しかけてくれて落ち着かせてくれた。

「じゃぁ、いくよ。頑張ってね」