「結菜ちゃんが居なくならないのなら
陽菜、全然寂しくないよ。
結菜ちゃん、また明日ね。
おやすみなさいっ」

よかった...。
居なくならないと分かると安心したようで
陽菜ちゃんはすぐに寝てしまった。

大人には聞けない事情。
でも心の片隅にはあったたった5歳の不安。
笑顔が眩しいくらい可愛いからこそ
大人はそんなふうに思ってるなんて
考えてもないんだろうね。
私がなんとしてでも守ってあげなきゃ。