愁くんを見送ったあと時計を見ると…
病室を出てきて、20分経過。
もうこんな時間。私達も帰らなきゃ。

「結菜ちゃん、そろそろ戻ろうか。
身体が疲れちゃうかもしれないから。」

「え、もう?」って残念そうな顔してる。
ごめんね。
でも、また来ようね。

2人でエレベーターの前まで来ると

「ねぇ、あーちゃん。
私ね決めたことがあるんだ」
って結菜ちゃんが話し始めた。