点滴パックを持って
結菜ちゃんの病室に向かう。

コンコン。
「結菜ちゃん、入るよ〜」

体の不調に加えて
いつも緊張状態にあるんだろうな。
返事がないなって思ったら眠ってた。

「結菜ちゃん、キツいよね。
お熱下げるために点滴するからね。
おててごめんね。」

結局「痛いことしないよ」って言ったのに
細い腕に針を刺す私。
よし。入った。問題なし。
少しでも早く熱が下がりますように。