「あーちゃん、どっちも同じって知ってるよ」

「あ、バレてたかぁ。
そりゃそうだよね。笑
でも、昨日痛くなかったでしょ?
私、採血得意なんだよ。今日も痛くないように
終わらせるから少しだけ頑張ってみない?」

昨日はほんとに痛くなかったし
なにより信頼してるあーちゃんだからな。
いつまでもこうしてるのも迷惑だろうし…
頑張ろう。

「はーい。それじゃぁ駆血帯巻きますよ。
深呼吸しててね」