遠藤くんには敵わない

「撫でに来るくらいならいつでもいいよ」

「え、いいの!?」

「1回500円ね」

「悪徳商売……」

「嘘って、冗談」



期待したのにいつもの調子にでからかわれた。

だけどいい笑顔だったから文句は言えなかった。



「ほら、ラッキー散歩行くよ」



私に大人しく撫でられていたラッキーは、散歩という言葉を聞いて類に近づく。

類が歩き出したから、私も隣に並んで散歩をスタートした。