遠藤くんには敵わない

「ラッキー、お隣さんのゆら」

「えー!可愛い、もっふもふ!」



遠藤家の玄関が開いて、類が柴犬を連れてきた。

しっぽをぶんぶん振り回しながら私に近づいてくる。

可愛い、飼い主と全然似てなくて素直。



「可愛いやろ?頭もいいけん」

「うんうん、賢そうな顔してるねラッキー」



ラッキーの頭をなでなでしてたわむれる。

はあ、可愛いなぁ癒される。



「ゆら、犬好きと?」

「うん、飼いたいって両親にずっと言ってたんだけど、マンション暮らしだから無理って言われて」

「今は飼えるっちゃない?」

「お金が無いから無理だって」



両親は許可してくれなかったから、大人になってから飼いたいって思ってた。

でも、お隣さんにわんちゃんがいるなら触りに来るくらい、いいかな。