遠藤くんには敵わない





初日の学校は彩季と愛衣のおかげで楽しかった。

呼び捨てでいいって言われたからそう呼ばせてもらうことにした。

とりあえず友達ができて良かった、ぼっちじゃなくてひと安心。



「麗くんまだかな〜」



今日は麗くんとまだ話せてない。

18時頃帰るって言ってたっけ、ここから玄関見えるから待ってよう。



「ゆら、おかえり」

「わっ!……もう、急に話しかけてくるのやめてよ」



その時、隣の建物から声が聞こえた。

類だ、また話しかけてきた。

カーテンを開けると、窓枠に肘をついてニヤニヤ笑ってる類がいた。

もしかして私の独り言、聞こえた?