遠藤くんには敵わない




楽しかったけど、夜になったら不安になってきた。

ママは私が結婚式に行ったことがないから、“楽しいし社会経験のためにいってらっしゃい”って承諾してくれた。

けど、そもそも半年後の結婚式まで私と類付き合ってるかな。

別れてたらどうしよう。行く意味無くない?

思わずはぁぁ、とため息が漏れる。

すると、いきなりガラッと部屋の窓が開いた。



「ゆら、寒いけんそっち行かせて」

「なんで?エアコンあるでしょ」

「昨日から壊れとーと。修理に1週間かかるらしいけん、ゆらの部屋であったまらせて」



類はそう言うと、ひょいっと窓を飛び越えて私の部屋に入ってきた。