「1教科でも構いません!なにとぞお慈悲を!」

「いいよ、教える」

「ほんとに!?」

「うん、今からウチおいで」



と思ったらあっさり教えてくれると約束してくれた。

しかも今から教えてくれるらしい。

ありがたいけど、何企んでるの麗くん。

自分にとってメリットのあることはしないはずなのに。

疑念を抱きながら遠藤家にお邪魔して、麗くんの部屋に向かうために階段を上がる。

すると、階段を上がってすぐの部屋の扉が開いて、中から類が出てきた