涼やかな風




拓徒の精一杯の我慢。


それは、どこまでもゴールのない競技のようだった。





拓徒が我慢するのを気づけなかったのは、私。





いまでも、考えると、



もう少し、はやく気づいてあげられなかったのかな。



って不安になる。




それも、もう、過去の話。