涼やかな風





「おはよッ紗和!!」


バス停で奈々と澪が言って来る。



あまり、返事をする気にはなれなかった。






あれから、ずっと考え事ばかりしてる。



頭で考えていることは違うことなのに、


なぜか拓徒とかのことを考えてしまう。