涼やかな風


「音ねぇも行く??」

同伴者がいても大丈夫だから誘ってみた。


「いく!!あ~、洋服、なににしようかなぁ!!」

お姉ちゃんは楽しそうだ。



「そんなに楽しみ?」

何回か行った事があり、あまり楽しくなかった思い出がある私は言った。


「だって、
有名な作家さんたちがくるんでしょ!?
楽しみに決まってるじゃない!!」


お姉ちゃんはほんとに楽しそう。


ピンポーン・・

玄関のチャイムが鳴る。


「はーい、どちらさま?」

お姉ちゃんはそういって玄関のドアを開けた。