涼やかな風






「ただいま~紗和ちゃん連れてきたよ~」




なぜか拓徒の家に連れて行かれた私。










「まぁ!紗和ちゃんいらっしゃい!久しぶりね!何年ぶりかしら!」





おばさんは、うれしそうに言う。




「お久しぶりです。相変わらずお元気ですね」






「ええ。おかげさまで。紗和ちゃんは保育士になったのよね?」





「まだまだ新米に近いですけど、なんとかやってます。」