「はじめまして。私、愁徒の妻の夕菜と申します」 柔らかなショートカットの夕菜さん。 子供は、双子だろうか。 「はじめまして。小林紗和です」 「びっくりしました。どうして愁徒さんがここに?」 私は聞いた。 愁徒さんは、私たち遺族の願いで、罪をものすごく軽くしてもらった。