「ただいま~」 「おかえりなさい」 ママは心配そうに台所から顔をだした。 「手紙、渡したよ」 私は言った。 「ありがとう。 読んでくれたかしら?」 「うん。 あのさ、日曜日、みんなで拓徒のお見舞いに行かない?」