涼やかな風



理解ができない。




頭の思考回路がおいつかない。






「そんな・・そんなはずはないでしょう!先生!!」




おばさんは混乱している。




「奥さん、落ち着いてください。
信じがたいことですが、これが事実です。私としても受け入れがたいです。
長年主治医としてみてきた拓徒くんがこんなことになるなんて・・」




先生は鎮痛な表情で言った。