_____ときは2022年、令和時代。

     ここ”日本”は先進国として目覚ましい発展を遂げていた。
     中でも科学・機械分野などは群を抜いており、
     他の追随を許さないほどの勢いである。

     例えば、タイムマシーン。
     これが完成するのは100年以上先と考えられていたが、
     その予想を大幅に上回り、完成・実用化された。
     まだ一般には公表されていないが、すでに腕時計ほどの
     サイズに小型化することに成功。一部の国家機関で使用されている。

     更には、パラレルワールドの同時生成も可能であり、もはや
     日本を超える技術を持つ国はないのである。

     日本の技術をここまで底上げしたのは先人たちの知恵
     のおかげと言っても過言ではないだろう。
     中でも大きな貢献をしたのがカラクリの技術だ。

     先人の残したカラクリ技術を駆使して作られた
     タイムマシーンは試験運用でも驚くべき精度の数値を
     叩き出し、世界をおおいに驚かせた。



     この一年で文明は大きな発展を遂げたと言えるだろう。
     だがしかし、物事は完璧はハッピーエンドでは終わらない。