幼馴染大和君の執着愛~俺の最愛の番~

「な・・・・なによ?」

掴んだ腕を離さないまま見上げると以前トイレで会った美人さん
なんだかもっと前にこの人に会ってるような気がするけど気のせいかな
以前見た時と同じように物凄く綺麗だけどなんだか嫌だ
うまく言えないけど嫌な空気を纏っているような感じがして一瞬息を呑んだ


「お弁当・・・・・あなたですよね?」
「・・・・・は?」
「今、わざと落としましたよね?」
「何言ってんの?あなたが自分で落としたんじゃない?」
「で、でも・・・・「自分の不注意で落としたのにあたしがやったっていう証拠でもあるわけ?」


証拠・・・・・証拠なんて・・・
でも明らかに彼女が通った時落ちた・・・・それも不自然に
どうしよう・・・あたししか落ちたところを見ている者はいない
彼女がやったという証拠なんて・・・・
その時何故かあたしは無意識にポケットの腕輪を握りしめると彼女をただ見つめていた
わざとであろうとなんだろうと落としたんなら謝って欲しいだけだったから




「この女が通ったあと不自然に落ちた・・・・・」



静まりかえっていた食堂に響いたのは大和君の声だ
ざわざわしていた室内がスポットライトを浴びたかのように彼に視線が集まった



「あ・・・・あたしじゃな「俺はいつもこいつを見てるからすぐわかる」


そう彼女に呟くと耳元で何かを話したように見えた
大和君に何か言われたためか彼女は嫌々ながら落ちたお弁当箱を無言で片付けるとその場を去っていく
明かに何か言った為だと思うけど彼は何も答えてはくれない
いつもお弁当だったあたしは初めての学食のランチを味わうことになった
でも大急ぎで食べたせいでゆっくり味わえなかった残念だなあ
まあこの出来事がきっかけであたしに対する嫌がらせなんかは徐々になくなっていく
でも彼女の大和君を見つめる瞳には動揺を隠せずにはいられなかった