髪型を変えたいな、思えばこの何げないひとことがきっかけだった
あたしは今、和希さんの両親が経営する美容室に来ている
はじめてランチをした日に呟いた一言を彼女は覚えていて美容室を予約してくれていた、まさか和希さんの家が美容室を経営してるとは思わなくてかなり驚いたけど
「本当に綺麗な髪~」
「そうですか?特別なお手入れとかなんにもしてないんですけど」
「そうなんだ?じゃあ今日からお手入れ始めてもっと綺麗になろう!僕にまかせてもらっちゃっていいかな?長さ的にはどれくらいって希望はある?」
「えっと、あたしロングヘアしかしたことがないのでショートカットにしてみたいです」
和希さんのお兄さん祐希さんは両親と三人でお店を経営してるんだとか
東北全体でも数店舗あるお店、なかでも裕希さんのお店は東京都心からもお客様がわざわざ来店するくらい有名な美容師さんらしい
予約もなかなか取れないみたいだけどあたしは和希さんの友人ってことで特別にやってもらうことに・・・ただひたすらありがたい
学校に行く日まで数日に迫って来たので腰まである髪を思い切って切ることにした
何か変わりたかった、変わろうと思ったから・・・・
全部お任せにしちゃったからどんな風になるかわくわくしていた
出来上がった鏡に映った新しい自分は少し明るめの髪色ほんのりと茶色い髪色
肩のあたりのおしゃれなショートボブの女の子が目の前にいた
眼鏡も外してコンタクトにしただけでだいぶ印象が違う
おお~正直びっくり、髪型と眼鏡をコンタクトにしただけでかなり変わる
和希さんに選んでもらった花柄のワンピースを着ていたあたしは普段の自分とは別人のような女の子がいた
「へえ~やっぱり素材がいいからめちゃくちゃ可愛いわ~あたしが選んだワンピも
ももちゃんの可愛さをかなり引き出してる」
「和希、それを言うなら俺も一役買ってることを忘れないでくれないかな」
この美容室に来る前に和希さんに選んでもらったワンピース
普段のあたしなら絶対選ばないような服
それだけでなんだか生まれ変わったような気がして・・・・
外側が変わっただけなのに嬉しくて彼女に微笑む自分がいた
「ありがとう和希さん、祐希さん」
「どういたしまして、でも和希こんなに可愛い子があの狼だらけの青蘭に行くなんて俺は不安でしかないんだけど」
「大丈夫、トップであるあたしが仕切ってるんだからももちゃんはあたしが守ってあげる心配いらないよ」
・・・・・トップ?!仕切る?
「え・・・・あのお~トップって誰の事なんでしょう?」
「和希、百花ちゃんに言ってなかったのか?」
「あ~そういえば言ってなかったっけ?あの高校を仕切ってるトップがあたしなの」
「えええっ、そうなんですか!?和希さん女の子なのに凄い!!」
あたしの一言に裕希さんと和希さんが固まった
・・・・え?なんで?
あたし何かまずいこと言った?
「・・・・お前、また勘違いされてるからいい加減その恰好辞めろって言ったろ」
「えええっ、でもこれはあたしの唯一の趣味だし!!」
「はあ~まあいいや・・・・・百花ちゃん君の誤解を解くよ、ちょっとおいで」
裕希さんは手招きをするとあたしの腕をそっとつかんだ
何をするのか疑問を浮かべるあたしをよそに裕希さんは和希さんの胸にあたしの手をそっと置いた
あたしは今、和希さんの両親が経営する美容室に来ている
はじめてランチをした日に呟いた一言を彼女は覚えていて美容室を予約してくれていた、まさか和希さんの家が美容室を経営してるとは思わなくてかなり驚いたけど
「本当に綺麗な髪~」
「そうですか?特別なお手入れとかなんにもしてないんですけど」
「そうなんだ?じゃあ今日からお手入れ始めてもっと綺麗になろう!僕にまかせてもらっちゃっていいかな?長さ的にはどれくらいって希望はある?」
「えっと、あたしロングヘアしかしたことがないのでショートカットにしてみたいです」
和希さんのお兄さん祐希さんは両親と三人でお店を経営してるんだとか
東北全体でも数店舗あるお店、なかでも裕希さんのお店は東京都心からもお客様がわざわざ来店するくらい有名な美容師さんらしい
予約もなかなか取れないみたいだけどあたしは和希さんの友人ってことで特別にやってもらうことに・・・ただひたすらありがたい
学校に行く日まで数日に迫って来たので腰まである髪を思い切って切ることにした
何か変わりたかった、変わろうと思ったから・・・・
全部お任せにしちゃったからどんな風になるかわくわくしていた
出来上がった鏡に映った新しい自分は少し明るめの髪色ほんのりと茶色い髪色
肩のあたりのおしゃれなショートボブの女の子が目の前にいた
眼鏡も外してコンタクトにしただけでだいぶ印象が違う
おお~正直びっくり、髪型と眼鏡をコンタクトにしただけでかなり変わる
和希さんに選んでもらった花柄のワンピースを着ていたあたしは普段の自分とは別人のような女の子がいた
「へえ~やっぱり素材がいいからめちゃくちゃ可愛いわ~あたしが選んだワンピも
ももちゃんの可愛さをかなり引き出してる」
「和希、それを言うなら俺も一役買ってることを忘れないでくれないかな」
この美容室に来る前に和希さんに選んでもらったワンピース
普段のあたしなら絶対選ばないような服
それだけでなんだか生まれ変わったような気がして・・・・
外側が変わっただけなのに嬉しくて彼女に微笑む自分がいた
「ありがとう和希さん、祐希さん」
「どういたしまして、でも和希こんなに可愛い子があの狼だらけの青蘭に行くなんて俺は不安でしかないんだけど」
「大丈夫、トップであるあたしが仕切ってるんだからももちゃんはあたしが守ってあげる心配いらないよ」
・・・・・トップ?!仕切る?
「え・・・・あのお~トップって誰の事なんでしょう?」
「和希、百花ちゃんに言ってなかったのか?」
「あ~そういえば言ってなかったっけ?あの高校を仕切ってるトップがあたしなの」
「えええっ、そうなんですか!?和希さん女の子なのに凄い!!」
あたしの一言に裕希さんと和希さんが固まった
・・・・え?なんで?
あたし何かまずいこと言った?
「・・・・お前、また勘違いされてるからいい加減その恰好辞めろって言ったろ」
「えええっ、でもこれはあたしの唯一の趣味だし!!」
「はあ~まあいいや・・・・・百花ちゃん君の誤解を解くよ、ちょっとおいで」
裕希さんは手招きをするとあたしの腕をそっとつかんだ
何をするのか疑問を浮かべるあたしをよそに裕希さんは和希さんの胸にあたしの手をそっと置いた


