幼馴染大和君の執着愛~俺の最愛の番~

あたしは本当に損な性格だと思う
大変そうな大和君を見ていられなくて結局宿題のプリントやら課題もろもろをやる羽目に・・・・
あたしってやっぱりなんだかんだ理由つけて惚れてるよね


「惚れた弱みってやつ?」


あたしはため息をつくと机の上のプリントに目を移す
自分のぶんも当然ながらやらなくちゃいけないからこれは大変だわ
あれから帰宅したあたしはすぐに課題と宿題に取り掛かった
すると何気なく目に映ったのは学校のジャージ


お似合いだったなあ・・・・・


素直にそう思った
美男美女ってあのふたりのことを言うんだな
っていうか・・・・西条さん大和君のこと好きだよね
なんとなく見ててわかるもん
じゃあ、大和君は?
腕を組まれても嫌がらないってことは嫌いではないってことだよね
ちくりと胸が痛んだ・・・・

敵わない

思いの強さでは誰にも負けない自信があるけど・・・・
恋愛って厄介だ、あんなに素敵な人が大和君の周りにいるってわかってても思いは止められない、嫌いになれないんだ

「そういえば・・・・今日はお母さん夜勤だった」

これ終わったら何か作っといてやろ
お腹すいてるかも・・・・
あたしは無理やり思いを切り替えると課題に取り掛かった